こんにちは。パーソナルトレーニングジム&プライベートジムLEAFの西田です。
先日ある事情で、2日ほどホテルに泊まりました。ビジネスホテルだったのですが、部屋に大きな鏡が付いていました。
備え付けの机もあったのですが、その机にも大きな鏡がついていました。ですので、立っても、歩いても、座っても、どこに行っても自分の姿が見えます。
そしてたまたまそのときパンツ一丁だったので、自分の裸がずっと見えます。普段は風呂に入る時くらいしか、自分の裸を見ません。
ですので、こんなにも自分の裸をしょっちゅう見ると、「ここのお肉をとりたいな〜」とか、「この辺に、もっと筋肉をつけたいな〜」とか、思いました。
今の自分の姿を見ると、理想の自分とのギャップに気づきます。
理想の自分と、現在の自分が違うと、脳は「認知的不協和」という状態におちいります。この状態になると、起こる反応は2パターンあります。
1、理想の自分になりたいという気持ちが強い場合は、理想の自分と現在の自分のギャップを埋めるために、理想の自分になりたい!という欲求が湧いてきます。
つまり、やる気が高まって、モチベーションが湧いてきます。
これは、理想の自分になりたい!という欲求が強い場合や、理想の自分になることが出来るという自身がある場合です。
では、理想の自分になりたい!という欲求が弱い場合や、理想の自分になれない、、、と思っている場合は、どうなるのでしょうか?
2、理想の自分になりたいという欲求が弱い場合や、理想の自分になる事が出来ない、、、と思っている場合は、言い訳します。
言い訳を探したり、理想の自分になる事が出来ない理由を探し始めるのです。
イソップ童話に、キツネと酸っぱいブドウの話があります。
Wikipediaより
キツネが、たわわに実ったおいしそうなぶどうを見つける。食べようとして跳び上がるが、ぶどうはみな高い所にあり、届かない。何度跳んでも届かず、キツネは怒りと悔しさで、「どうせこんなぶどうは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか。」と捨て台詞を残して去る。
このキツネは、本当はぶどうが食べたかったのでしょう。しかし、頑張ってもぶどうに届かない。
その時に、キツネは、ぶどうがとれない自分を認めたくない。だから、すっぱくてまずいぶどうなんか、いらない!という台詞を残して、行ってしまうのです。
このキツネは、ぶどうを見つけた時は、1、の反応をしたわけです。ぶどうがおいしそう!ぶどうをとりたい!しかし、頑張ってみても、ぶどうを取る事が出来ませんでした。
そうなると、次は2、の反応を示します。あのぶどうは、すっぱくてまずいから、いらない。という言い訳をするのです。
人間は、自分の間違いや、出来ないという事実を、なかなか認めたくはない生き物なのです。
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漫画 スラムダンクより
安西先生が、桜木花道に贈った言葉
「下手糞の上級者への道のりは、己の下手さを知りて一歩目」
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ですので、理想の身体になりたい!という強い気持ちをもって、うまくいかない時は、自分の間違いを認める勇気を持って、トレーニングに励んでいきましょう!