ストレッチではダイエット出来ません!ストレッチで痩せない理由とは?

こんにちは!パーソナルトレーナーの西田です。今回は、「ストレッチではダイエット出来ません!ストレッチで痩せない理由とは?」について書いていきたいと思います。

Googleで、「ストレッチ ダイエット」と検索すると、上位に表示される記事のほとんどは、「ストレッチはダイエットに効果的だ!」とか、「ストレッチをすれば痩せる!」ということが書いてあります。

あなたもストレッチをすれば痩せると思っていませんか?

ストレッチはなんとなくダイエットの良さそうなイメージがありますよね。

しかし実際のところは、ストレッチだけでは痩せません!ということで今回の記事では、ストレッチとダイエットのことを書いていきたいと思います。

目次

ストレッチだけではダイエット出来ません!

ストレッチではダイエット出来ません!ストレッチで痩せない理由とは?

先ほども書きましたが、結論から言うと、

ストレッチだけではダイエット出来ません!

ストレッチはダイエットに効果的だ!と言っている方が、ストレッチで痩せる理由はというと、

①ストレッチをやれば血流が良くなり基礎代謝が上がり痩せる
②ストレッチをやれば可動域が大きくなり消費カロリーが増え痩せる
③ストレッチで褐色脂肪細胞を活性化させれば痩せる
④ストレッチをすれば睡眠の質が良くなり成長ホルモンが分泌され痩せる

というような感じです。

実は、これら全てのストレッチで痩せる理由は間違っています!

それでは、なぜこれらの理由が間違っているのかを書いていきたいと思います。

①「ストレッチをやれば血流が良くなり基礎代謝が上がりダイエット出来る」という間違い

まず最初は、「ストレッチをやれば血流が良くなり基礎代謝が上がり痩せる」という間違いについて書いていきたいと思います。

ストレッチをやれば、確かに血流が良くなり筋温が少しは上がります。筋温が上がれば、確かに消費カロリーが少しは増えます。

しかし、ストレッチの消費カロリーは少しはありますが、基礎代謝が上がるわけではありません!それと、ストレッチの微々たる消費カロリーだけではダイエットできません。

大人になって基礎代謝を上げるためには、筋肉量を増やすしかありません。ストレッチだけ行っていては基礎代謝は上がらないです。

ですので、ストレッチをやっても基礎代謝は上がらないですし、ストレッチで消費するカロリーも微々たるものなので、ストレッチのみでダイエットすることはできないということを知っておきましょう!

消費カロリーを増やすことが目的であれば、ウォーキングやジョギングなどをやったほうがいいですね。

ストレッチはウォーキングなどに比べると楽ですので、楽なことでダイエットができれば最高ですよね!しかし、そんなうまい話はありません、、、騙されないように気をつけましょう!

②「ストレッチをやれば可動域が大きくなり消費カロリーが増えダイエット出来る」という間違い

次は、「ストレッチをやれば可動域が大きくなり消費カロリーが増え痩せる」という間違いについて書いていきたいと思います。

継続的にストレッチを行うと、関節の可動域は広がります。しかし、関節の動く範囲が大きくなったからといって、消費カロリーも基礎代謝も上がりません。

関節の動く範囲が大きくなったからといって運動しないとカロリーは消費しないですし、関節の可動域を目一杯使うような運動はほとんどないです。

ウォーキングで例えると、むちゃくちゃ大股で歩いている人を見たことはありますか?後ろ足の膝が地面につくくらい大きく足を前に踏み出し、手も前後にできるだけ大きく動かしながらウォーキングしている人はほとんどいないと思います。

ということで、ストレッチを行って関節の可動域が大きくなったとしても、消費カロリーも基礎代謝も増えないのでダイエットできないということを知っておきましょう!

③「ストレッチで褐色脂肪細胞を活性化させればダイエット出来る」という間違い

次は、「ストレッチで褐色脂肪細胞を活性化させれば痩せる」という間違いについて書いていきたいと思います。

褐色脂肪細胞とは、肩甲骨まわりに多くあるもので、その部分を刺激すると脂肪が燃焼されやすくなると言われているものになります。

ですので、肩甲骨周りや首回りのストレッチや運動を行うと、脂肪が燃えやすくなり痩せやすくなるという理論です。しかし、これは間違いです。

まず、褐色脂肪細胞が活性化する時というのは、生命が危機にさらされるくらい寒い時だと言われています。寒すぎると死んでしまうので、褐色脂肪細胞が活性化し体温を維持させようとするということになります。

ですので、褐色脂肪細胞の周りのストレッチや運動を行っても褐色脂肪細胞は活性化しません。

それと、褐色脂肪細胞とは年齢を重ねると数が減っていきます。赤ちゃんには褐色脂肪細胞が多いのですが、大人になればなるほど減っていきますので、もし活性化したとしても効果は薄いです。

ということで、ストレッチで褐色脂肪細胞を活性化させればダイエットできるというのも間違いになります!

④「ストレッチをすれば睡眠の質が良くなり成長ホルモンが分泌されダイエット出来る」という間違い

次は、「ストレッチをすれば睡眠の質が良くなり成長ホルモンが分泌され痩せる」という間違いについて書いていきたいと思います。

ストレッチを行うと、自律神経の副交感神経というものが活発になり、体がリラックスします。副交感神経が活発になりリラックスすることで、眠りにつきやすくなったり眠りが深くなったりします。

睡眠中には成長ホルモンの分泌が盛んになります。成長ホルモンの作用として、脂肪を分解して筋肉を合成するというものがありますので、少しはダイエットに効果的です。

しかしこれはストレッチの効果というよりも、睡眠の効果です。

間接的にはストレッチが関わっていますが、これを取り上げてストレッチをすればダイエットできるというのは言い過ぎです。

ストレッチを行っても成長ホルモンが分泌されないということを知っておきましょう!

ストレッチだけでダイエット出来ない。でも、ストレッチには良い効果がたくさんある!

ストレッチではダイエット出来ません!ストレッチで痩せない理由とは?

先ほどまで書いたように、ストレッチだけでダイエットすることは出来ません!

しかし、ストレッチが悪いわけでもありません。ストレッチには良い効果がたくさんあります!ということで、ストレッチの良い効果は少し紹介していきたいと思います。

ストレッチの効果
①筋バランスを整え、姿勢が良くなる

何のためにダイエットを行うのかというと、ほとんどの方は見た目を良くするためにダイエットをされると思います。

体の見た目を良くするためには、ダイエットをしたり筋肉をつけたりすることも大事ですが、「姿勢」も重要になります!スタイルがよかったとしても、猫背だったら魅力も半減しますよね。

姿勢で重要なのが、柔軟性と筋力のバランスです。

猫背で例えると、胸の筋肉などの体の前面の筋肉が硬くなってしまうと、背中が丸まりやすくなり、猫背になりやすいです。ですので、胸など体の前面の筋肉のストレッチをして、胸を張りやすくすることが重要です。

しかし、それだけでは姿勢は良くなりません。

胸の筋肉は柔らかくなり胸が張りやすくなったとしても、背中の筋肉が弱く、背中を寄せることができないと猫背になりやすいです。

ですので、姿勢を良くするためにはストレッチとトレーニングはセットで考える必要があります。

体のバランスを考えてストレッチを行うことにより、姿勢が改善されスタイルがよく見えるようになります!

ストレッチの効果
②副交感神経が優位になる

ストレッチを行うと、自律神経の副交感神経というものが活発になります。副交感神経が活発になると、リラックスすることができます。

仕事やプライベートなどでストレスが多いと、交感神経が活発になり、眠りにつきにくくなったり疲れたりします。

自律神経は交感神経と副交感神経があり、これらのバランスが大事です。

ストレスなどで交感神経が優位になっている時にストレッチを行うと、自律神経のバランスが整い、眠りにつきやすくなったり疲労が軽減したりします。

副交感神経が活発になると心も落ち着きますので、おすすめですよ!

ストレッチの効果
③筋肉がほぐれ不調が改善しやすい

ストレッチを行うことにより、筋肉痛が軽減されます。筋肉の張りが原因で痛みがある場合などは、ストレッチを行うことにより痛みが改善される場合があります。

僕自身も筋トレの疲労が溜まりすぎて腰が痛くなった時などは、ストレッチを入念に行います。それによって痛みが改善されることはよくあります。

筋トレや運動のクールダウンや、筋肉に張りがある場合にはストレッチがおすすめです!

ストレッチではダイエット出来ません!ストレッチで痩せない理由とは?のまとめ

今回のブログ、「ストレッチではダイエット出来ません!ストレッチで痩せない理由とは?」はいかがだったでしょうか?

基本的に、ストレッチのみでダイエットすることはできません!

しかし、ストレッチには良い効果がたくさんありますので、筋トレや食事改善と一緒に、ぜひ取り組んでもらいたい運動でもあります。

テレビや雑誌などのメディアでは、効果を過大評価していることがよくあります。例えばストレッチ以外でいうと、

・食事の時間帯
・筋トレ
・糖質制限
・褐色脂肪細胞
・食べる順番
・体幹トレーニング

など、それ自体に良い効果はあるのですが、魔法のようなメソッドとして紹介されることがよくあります。しかし、そんな美味しい話はほぼありません!気をつけましょう。

ダイエットへの近道は、食事や筋トレの原理原則に基づいて、行動を継続することです。地道で泥臭いですが、それが一番の近道になります。

ストレッチの詳しい記事は効果的なストレッチの方法とは?ストレッチの効果や方法について解説します!で、ダイエットの全貌については正しいダイエット方法とは?ダイエットで理想的に痩せるためのいい方法で書いています。ぜひ参考にされてください。

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この記事を書いた人

1986年生まれ。好きな食べ物は麺類、魚介類全般です!!
本屋さんと図書館に行くのにはまっています。

趣味は筋トレ、バスケットボール、釣りです!!

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