こんにちは!パーソナルトレーナーの西田です。今回のブログでは、「レコーディングダイエットのススメ。レコーディングダイエットの効果ややり方を紹介します!」について書いていきたいと思います。
僕がダイエットのパーソナルトレーニングを行うときは、ほぼ必ず食事の内容や三大栄養素のバランス(PFCバランス)をレコーディングしてもらいます。PFCバランスとは、たんぱく質・脂質・糖質のバランスのことです。
それと、体重や睡眠時間もレコーディングしてもらいます。
なぜダイエットの時に、食事内容や睡眠時間などをレコーディングをしてもらうのかというと、レコーディングをすることで様々な効果やメリットがあるからです。
ということで、レコーディングダイエットは本当にオススメです!
今回の記事では、レコーディングダイエットの効果や書き方、方法などを紹介したいと思います。
レコーディングダイエットとは?
まず、レコーディングダイエットは何かと言うと、岡田斗司夫さんの著書「いつまでもデブと思うなよ」という本の中で提唱されているダイエット方法です。
本の内容をシンプルに言うと、
食べたものを全部記録して、男性は1500kcal・女性は1200kcal以内に抑える
というダイエット方法になります。
でも、この記事で書いていくレコーディングダイエットは、岡田さんの提唱されているレコーディングダイエットの方法ではありません!
僕自身がダイエットなどのボディメイクを行ったり、お客さんにパーソナルトレーニングを行っていく中で出来上がったレコーディングダイエットの方法論になります。
しかし、この記事を書くにあたってレコーディングダイエットのことを調べてみると、重要な部分は共通していました。やっぱり大事なのはカロリーですね!
ということで、この記事で紹介していくレコーディングダイエットは、岡田さんのレコーディングダイエットではなく、私自身が実際にお客さんに対して行っているレコーディングダイエットになります。
レコーディングダイエットの効果やメリット
レコーディングダイエットのやり方の説明の前に、まずはレコーディングダイエットの効果やメリットについて書いていきたいと思います。
ダイエットの時に、食事内容やPFCバランスなどをレコーディングすることで様々な効果やメリットがあります。だから僕自身もお客さんにパーソナルトレーニングを行う際は、面倒ですが幾つかの要素をレコーディングしてもらっています。
レコーディングするのは面倒くさいけど、こんなに効果がある中やってみようかな?と思ってもらうために、まずはレコーディングダイエットの効果やメリットなどを紹介していきますね!
レコーディングダイエットの効果
①食事内容が客観的に分析できる
僕がレコーディングダイエットで一番のメリットだと思っていることが、「食事内容が客観的に分析できる」ということになります。
僕のレコーディングダイエットの根幹の部分は、
食事内容を記録して、PFCバランスを計算する
というものになります。詳しくは、後で書いていきますね。
これを行うことで、何がいいのかというと、自分の食事内容が客観的に分析できるようになります。この「客観的」というのが大事なポイントです。
食事内容をメモしとかないと、食事の分析がどうしても主観的なものになります。どういうことかというと、実際は食べ過ぎているのに食べ過ぎていることに気づけないということがよく起こります。
「食べていないのに痩せないし、太るんです!」という方は、一度食事内容をレコーディングしてみることをオススメします!「私、めっちゃ食べてるやん!」と思うはずです。笑
まずは、食べているものをレコーディングするだけでもある程度自分の食事を客観的に見れるようになります。
さらにカロリーやPFCバランスまで計算すると、数字となって現れますので、自分の食事内容がいいのか悪いのかが、完全にわかるようになります!
それによって食事内容が改善されやすいので、ダイエットの成功率が飛躍的に高まります!僕はこれがレコーディングダイエットの一番の効果だと思っています。
レコーディングダイエットの効果
②カロリーや栄養素の知識が身につく
次のレコーディングダイエットのメリットは、「カロリーや栄養素の知識が身につく」です。
先ほども書きましたが、僕が実際に行っているレコーディングダイエットでは、食事や飲み物の内容だけではなく、PFCバランスまで計算してもらいます。PFCバランスのPFCとは、たんぱく質・脂質・糖質の頭文字を表しています。
PFCバランスを計算するためには、自分が食べたものの量や栄養素を調べないといけません。これによって、普段自分が食べているものの量が把握できたり、食べ物の栄養素やカロリーの知識が身につきます!
レコーディングダイエットを始めたばかりの頃は、普段自分が食べているものの量や栄養素が全くわからないと思います。
食べ物の栄養素の知識がないと、「とりあえず白ご飯を食べなければいい!」とか、「糖質さえ抜けばいい!」「サラダばかり食べておこう!」「断食しよう!」というような短絡的でバランスの悪いダイエットになってしまいます。
レコーディングダイエットを始めたばかりのころは、自分が食べたものの栄養素を調べることは正直めんどくさいです!
しかし、一度カロリーや栄養素の知識が身につくと、その知識は一生使っていけます!これはかなりのメリットです。
ということで、普段の食事内容を分析するためにも、栄養素の知識を身につけるためにも、PFCバランスまで計算するようにしましょう!
レコーディングダイエットの効果
③計画通りにダイエットできる
次のレコーディングダイエットの効果は、「計画通りにダイエットできる」です。
僕がお客さんにパーソナルトレーニングを行うときには、「何ヶ月で何キロダイエットしたいのか?」という目標をもとに、1日の目標のカロリーや目標のPFCバランスを出します。
その通りに食事を行っていけば、計画通りにダイエットをすることができます。
ダイエットのときには、タイムラグが出ることがよくあります。タイムラグとは、食事や筋トレの内容はいいのに、体重がなかなか減らないということです。
こんなときに、さらに食事の量を減らしてしまうと、食事制限がしんどくなりすぎたり筋肉量が減りやすくなってしまいます。
タイムラグが出ている時でも、レコーディングダイエットをしていれば、今の食事ままでいいのか、改善しないといけないのかがわかります。ですので、過度に食事制限をしてしまうことを防ぐことができます!
タイムラグが出ていても、時間が経てばほぼ必ず予定通りにダイエットは進んでいきます。ですので、コーディングダイエットを行うことで計画通りにダイエットを進めることができます。
カロリーやPFCバランスの計算方法は、ダイエットのカロリー計算方法|摂取カロリーだけでなくだけでなく三大栄養素も計算する!が参考になると思います。
レコーディングダイエットの効果
④どこまで食べて良いかがわかる
次のレコーディングダイエットのメリットは、「どこまで食べて良いかがわかる」ということになります。
ダイエットの目標のペース次第で、1日の目標のPFCバランスの量が変わります。
レコーディングダイエットを行なっていれば自分が食べているPFCバランスがわかるので、食べ過ぎを防ぐことができるのですが、逆にどこまで食べていいのかもわかるようになります。
1日の目標の数値内に収まっていれば、基本的には何を食べても大丈夫です!
カロリーや栄養素を制限しすぎると、ダイエットが続きにくくなることがあります。レコーディングダイエットを行うと、食事制限のし過ぎを防ぐことができますので、ダイエットが長続きしやすくなります。
レコーディングダイエットの効果
⑤リバウンドしてしまった時でも安心
次のレコーディングダイエットのメリットは、「リバウンドしてしまった時でも安心」です。
ダイエットと必ずセットで付いてくるのが、リバウンドです。ダイエットに成功したけれど、リバウンドしてしまったという方多いのではないでしょうか?
リバウンドしてしまったとしてもレコーディングダイエットを行なっていれば安心です。なぜかというと、ダイエットに成功した時の食事内容やPFCバランス記録しているので、同じ食事内容にすればまたダイエットすることができるからです!
でも、リバウンドしないに越したことはないので、なるべくリバウンドしないように気をつけましょうね!
レコーディングダイエットのデメリットとは?
先ほどまでは、レコーディングダイエットの効果やメリットについて書いていきましたが、次はレコーディングダイエットのデメリットです。
レコーディングダイエットのデメリットは1つだけです!それは、
面倒くさい!
ということです。結構面倒くさいんですよね、、、特にレコーディングダイエットのやり始めがめんどくさいです。
デメリットは基本的にこれだけです!確かに面倒くさいですが、それ以上の効果やメリットもありますので、レコーディングダイエットは本当にオススメです〜
レコーディングダイエットのやり方
それでは、実際のレコーディングダイエットのやり方を紹介していきます。レコーディングダイエットで必ず記録してもらいたいのは、全部で3つです。
①食べた物・飲んだもの
②それぞれのPFCバランス
③1日のPFCバランスの合計
基本的にはこの3つです。もし余裕があれば、記録しておいたほうがいい項目が幾つかあります。
・睡眠時間
・体重・体脂肪率
・体調
・運動内容
・その日の良かった所
・その日の改善点
この辺まで記録すればバッチリです!それではそれぞれ説明していきますね。
レコーディングダイエットのやり方
①食べた物・飲んだ物を記録する
まず最初は、食べた物・飲んだ物を全部記録するようにしましょう!
コツとしては、食べたり飲んだりしたら、なるべくすぐに記録するようにしましょう。なぜかというと、あとでまとめて記録すると、書き漏れが出てくるからです。
書き漏れがないように、なるべくすぐに食べたものと飲んだ物を記録するようにしましょう。
ちなみに、水や麦茶などのカロリーのない飲み物は記録しないで大丈夫です。この時に注意するのは、その飲み物に本当にカロリーがないのかどうか?です。
カロリーがなければ記録しなくて大丈夫です。
レコーディングダイエットのやり方
②それぞれのPFCバランスを調べる
次は、食べた物・飲んだ物のPFCバランスを調べましょう!
自分が食べたものには、たんぱく質・脂質・糖質が何g含まれているかを調べます。どうやって調べるかというと、PFCバランスを調べるためにオススメのサイトがあります。
それは、カロリースリスムと言うサイトです。このサイトの検索窓に食べた物・飲んだ物を入れてもらえると、PFCバランスを調べることができます。調べるサイトやアプリはいろいろありますが、カロリースリスムが一番おすすめですね!
PFCバランスを調べるときに、その食べ物や飲み物の量が大事になるので、できるだけ量も測っておくようにしましょう。
次に、コンビニやスーパーで買った物にはほぼ必ず栄養成分表がパッケージの裏面に載っていますので、それでPFCバランスを調べましょう。
注意点が1つありまして、栄養成分表を調べるときは栄養成分表のg数を必ず確認するようにしてください。その商品あたりの栄養成分が書いてある場合もありますが、100gあたりの栄養成分が載っている場合もあります。
ここを間違えないように注意しましょう!
レコーディングダイエットのやり方
③1日のPFCバランスを合計する
最後は、その日1日のPFCバランスを合計しましょう!足し算なので簡単です。計算間違いがないように注意しましょうね!
ここを合計することによって、自分の食事内容が良いのか、悪いのかが客観的にわかるようになります。PFCバランスは実際に数値になって表されるので、たんぱく質が足りているのかどうか?糖質と脂質を摂り過ぎていないか?がすぐにわかります。
レコーディングダイエットを始めたばかりの頃は、目標のPFCバランスにならないと思います。ですので、次の日は目標のPFCバランスになるように食事内容を改善していきましょう!
ここで大事なのは、PFCバランスの計算は毎日やるということです。1週間分まとめて計算したりすると、1週間に1回しかPFCバランスを振り返ることができません。
毎日やることによって、1週間に7回食事内容を振り返ることができますので、早く目標のPFCバランスに到達することができます。
朝ごはんと昼ごはんを食べた時点で計算するのもおすすめです。そうすると、夜ご飯に何をどのくらい食べればいいかがわかります!
必ず記録してもらいたいのは、この3つの項目になります。この3つをやり続けることによって、食事の知識が身につき、そのうち頭の中で何となくPFCバランスがわかるようになります。
レコーディングダイエットを行うときは、この3つは必ず記録するようにしましょう!
余裕があれば、体重や体脂肪率、運動内容などをレコーディングする
余裕があれば、
・睡眠時間
・体重・体脂肪率
・体調
・運動内容
・その日の良かった所
・その日の改善点
も記録することをおすすめします。この辺は、書くのが好きな方にはおすすめですが、苦手な方はやらなくてもいいです。
レコーディングダイエットで注意するべき2つの点
先ほど、レコーディングダイエットのやり方のところに幾つか注意点を紹介しましたが、主に注意したほうがいい点は2つあります。それは、
①書き漏れがないかどうか?
②調べ間違いや計算間違いがないかどうか?
です。
この2つが間違っていると、食事内容の分析が間違ってしまうので、ダイエットが成功できません。
PFCバランスが守れているのに、体重や体脂肪率・見た目が変わらなかったり、予定通りのペースでダイエットできていない場合には、この2つの点を振り返ってみましょう!書き漏れや計算が間違っている場合があります。
レコーディングダイエットのススメ。レコーディングダイエットの効果ややり方を紹介します!まとめ
今回の記事、「レコーディングダイエットのススメ。レコーディングダイエットの効果ややり方を紹介します!」はいかがだったでしょうか?
ダイエットの成功率を高めたいなら、レコーディングダイエットをオススメします。とりあえず必須の3つの項目だけでも是非試してみてください!
芸能人で、元陸上10種競技で全日本チャンピオンだった武井壮さんがいらっしゃいますよね。武井さんが陸上をやっていた頃は、
・部屋の室内外の気温と湿度
・体温(脇・肘・膝・足の指の間)
・練習のタイム
・服の素材
etc,,,
などを6年間記録されていたそうです!様々なデータを取って、調子が悪い日がないようにされていたそうです。これも1つの要因で、10種競技で全日本チャンピオンになられたんだと思います。
それにしても、ここまで記録するのはすごいですよね。6年間も。
ダイエットの時にはここまでやらなくても大丈夫ですが、記録を取るということは重要です。いまいち成果が出ないという方は、ぜひレコーディングダイエットを試してみてくださいね!