こんにちは!パーソナルトレーナーの西田です。今回のブログでは「セルフイメージを書き換えないと理想のカラダになれない理由とは?」について書いていきたいと思います。
私は理想のカラダになるために4つの要素が大事だと思っています。パーソナルトレーニングを受けていただいている方にも、いつもこの4つの要素をできているかどうかチェックしています。
その4つとは、
①目標設定
②運動
③栄養
④休養
になります。
その中でも私が一番大事だと思っている要素が「目標設定」です。詳しくはこちらに書いていますので、参考にされてください。
その目標設定の中でも重要なものが「セルフイメージ」と言うものになります。このセルフイメージというものを書き換えないと、理想のカラダになることはできません。今回のブログでは、この「セルフイメージ」について書いていきたいと思います。
1.セルフイメージの意味とは?
まずは、セルフイメージの意味ですが、「自分が自分に対して持っている思い込み」とか、「自分が自分に対して持っているイメージ」という意味になります。
具体的に言えば、
ポジティブなセルフイメージ
・私は勉強が得意だ
・私はスポーツが得意だ
・私は運動神経が良い
・私はスタイルが良い
ネガティブなセルフイメージ
・私は頭が悪い
・私は運動神経がない
・私はデブだ
・私は太りやすい体質だ
このようなものがセルフイメージとなります。ポジティブなものとネガティブなものがありますね。このセルフイメージには、様々な要素のセルフイメージがあるのですが、自分の体型や体重などに関してのセルフイメージも存在します。
例えば、
・私の体重は80kgくらいだ
・私の体重は45kgくらいだ
などのセルフイメージです。だいたい、体型に関してのセルフイメージですが、私の考えでは高校生〜20歳くらいまでで、ある程度セルフイメージが固まってしまうと思っています。
このセルフイメージというものは、ほとんどの人が意識していません。意識的ではなく、無意識で自分自身のことを定義しているのです。無意識だから、厄介なんですよね^^;
2.セルフイメージがコンフォートゾーンとなる
そして、ここがかなり重要なポイントなのですが、このセルフイメージの部分が「コンフォートゾーン」というものになります。
コンフォートとは、日本語でいうと「快適」という意味です。コンフォートゾーンの中にいることが快適なんですね。
人にはコンフォートゾーンのいうものが存在していて、無意識にコンフォートゾーンの中に居続けようとします。コンフォートゾーンの中に入っていたら、コンフォートゾーンの外には出たくない!!という力が強く働きますし、コンフォートゾーンから今の自分が外れていたら、どうにかしてコンフォートゾーンに早く入りたい!!という力が強く働きます。
そして、このコンフォートゾーンの力はかなり強力で、意思や気合や根性よりもこのコンフォートゾーンの力が強いのです。
そして先ほども言ったように、セルフイメージの部分がコンフォートゾーンになるので、人は自分が持っているセルフイメージのままの自分でいることが快適なのです。これはどういうことかというと、
・私はデブだ!というセルフイメージ持っていたら、いくら意識的にデブの状態が嫌だと思っていても、自分がデブでいることが快適だということになります。
・私はスタイルが良い!というセルフイメージを持っていたら、スタイルが良い自分でいることが快適だということになります。
自分の理想の体になるために、後者の・私はスタイルが良い!というセルフイメージを持っているとしたら、それは全く問題ありません。そのセルフイメージを持っているのなら、あとは目的・目標に合わせた「運動・栄養・休養」を続けていくだけです。
しかし、前者の・私はデブだ!というセルフイメージを持っていて、でもスタイルが良くなりたい!と思っていたとしても、残念ながらスタイルが良くなることはないんですね、、、
なぜなら、デブだ!というセルフイメージが快適だと感じてしまうからです。
3.ネガティブなセルフイメージが強ければ強いほど、その状態を心地よく感じてしまう
そのようなネガティブなセルフイメージを持っていたら、デブが嫌だとしても、デブでいることが快適に感じてしまうのです。
もし、魔法かなんかを使って、朝目が目覚めた時にスタイルが良くなっていたとしても、その状態が快適ではないので、デブの自分に「戻そう」としてしまうのです。無意識に。
ちなみにこの無意識のことを「創造的無意識」と呼びます。この創造的無意識は、かなり創造的で、自分のセルフイメージやコンフォートゾーンのままでいるためにはどうしたらいいか??ということを無意識に考えて行動させようとしています。
私はデブだ!というセルフイメージを持っていたら、どうにかしてデブの状態を維持し続けようと無意識に創造的に考えるのです。
逆に、私はスタイルが良い!というセルフイメージを持っていたら、どうにかしてスタイルが良い状態をキープし続けようと無意識に考えて行動させようとしてくれるのです。
これが創造的無意識というもので、無意識で行われているので意識的にはなかなか気づけません。
4.セルフイメージを書き換えないと理想のカラダになれない
セルフイメージがコンフォートゾーンとなり、その状態を維持し続けるために創造的無意識というものが働きます。ですので、理想のカラダになりたい!と思っているのなら、その理想のカラダを自分のセルフイメージしてしまわないと、いつまでたっても理想のカラダになることはできないのです!!
成果が出やすいパターンと出にくいパターンとは?
私がパーソナルトレーナーとして活動してきて、様々な方のカラダ作りをサポートしてきました。その中でも、成果が出やすいパターンと成果が出にくいパターンというものがありますのでご紹介していきます。
成果が出やすいパターン
高校時代は45kgくらいで痩せていた。しかし就職して年齢を重ねていくと、徐々に体重が増えてきて55kgになってしまった。45kgまで体重を戻したい。
成果が出にくいパターン
小学校の頃からずっと太っていて、高校時代は80kgだった。そのままの体重を維持してきたが、痩せたい。70kgまで痩せたい。
どちらもダイエット目的の方で、マイナス10kgが目標です。しかし成功のしやすさは前者の方が相当高いです。後者の方は、相当な痩せたい動機がないとダイエットすることは難しいです。
なぜかというと、前者の方のセルフイメージは「45kg」なんですね。だから55kgまで太った時に、やばい!!と思いますし、45kgまで「戻したい!」と思うのです。55kgのままでいることはコンフォートゾーンから外れているので、45kgの自分に「戻したい!」という創造的無意識が強く働くのです。
逆に後者の方のセルフイメージは「80kg」に設定されています。ということは80kgでいることが無意識に快適だと感じています。その状態で70kgまで痩せようと頑張っても、創造的無意識が働いて、どうにかして80kgの自分を維持し続けようとします。
このような感じで、同じマイナス10kgが目標だったとしても、セルフイメージ次第で成功しやすさが大きく変わってくるのです。
リバウンドしたほぼ全ての人が使う言葉
ここで、リバウンドしたほぼ全ての方が使う言葉を紹介します。リバウンドした方は、
「リバウンドして体重が戻っちゃったんだよね〜」
と言います。
「リバウンドして体重が増えちゃったんだよね〜」
とは言いません。
ここまでの話の流れから、勘の良い方はわかると思います。体重が「戻った」と言っているということは、リバウンドしたほぼ全ての方のセルフイメージは、太っている状態に設定されているということになります。怖いですね〜
最初に、セルフイメージは無意識に自分のことを定義していると言ったのですが、無意識に思っていることが、このような何気なく使う言葉に表れてきます。「体重が戻った」と意識して行っているわけではないのですが、無意識に「戻った」と言っていることが厄介なんです。まずは無意識に「戻った」と言っていることがセルフイメージを変える一歩目になります。
セルフイメージ変えないと、理想のカラダになれないですし、たとえなったとしても維持することが出来ないんです。理想のカラダになるためにも理想のカラダを維持するためにも、まずは自分の持っているセルフイメージを書き換えなければならないのです。
5.セルフイメージを書き換えるためには?
では、セルフイメージを書き換えるためにはどうすればいいのでしょうか?まずはセルフイメージの法則から紹介していきたいと思います。セルフイメージの法則ですが、
「リアリティ」が一番高い部分がセルフイメージとなりコンフォートゾーンとなる
というのがセルフイメージの法則になります。「リアリティ」が一番高い部分がセルフイメージなるということです。「リアリティ」とは現実味というような意味合いです。
基本的に、リアリティが一番高い部分は、「現状」です。なぜなら、今現状の自分は現実ですよね?リアルです。なので、基本的には現状の自分のリアリティが一番高い状態なので、今の自分がセルフイメージとなります。そして今の自分でいることがコンフォートゾーンの中にいるということですね。
言い換えると、「現状維持」ということになります。ということは、人間の基本的な機能として、「現状維持」という機能が強く備わっているのです。
しかし、「現状維持」のままだとしたら、理想の自分のカラダになることはできません。ではどうすればいいのでしょうか?
それは、現状のリアリティよりも理想のカラダのリアリティを上げるということになります。大事なのでもう一回言います。現状のリアリティよりも理想のカラダのリアリティを上げるということになります。
例えば、現状のカラダが「80kg」だとします。理想のカラダが「60kg」だとします。「80kg」のカラダのリアリティは、現状のカラダなので高くて当たり前です。しかしそのリアリティよりも、「60kg」のカラダのリアリティを高くしなければセルフイメージもコンフォートゾーンも「80kg」のままなんです。
「80kg」のリアリティよりも「60kg」のリアリティが高まれば、セルフイメージが「60kg」に書き換わるのです!!
そして、「80kg」のリアリティよりも「60kg」のリアリティが高い状態を維持し続けることができれば、創造的無意識が働いて、どうにかして「60kg」にしようと無意識に考え行動させようとしてくれるのです。
この時、過去に「60kg」を経験したことがある方であれば、「60kg」の状態のリアリティが上がりやすくなります。しかし、過去に一度も「60kg」の状態を経験したことがなかったり、経験したことがあっても、一瞬だけで覚えていなかったりすると、「60kg」のリアリティが上がりにくいのです。
なので、先ほど紹介した成果が出やすいパターンの方は大丈夫ですが、成果が出にくいパターンの方は目標設定を結構頑張らないとセルフイメージを書き換えることができないので、頑張りましょう!
どうやったら理想のカラダのリアリティを上げ、セルフイメージを書き換えることが出来るのか?
では、どうやったら理想のカラダのリアリティを上げることができるのでしょうか?それには、たくさんの方法があります。
・イメージトレーニング(イメージする)
・アファメーション(言葉にする)
・ビジュアライゼーション(写真を見る)
・動画を見る
・人の成功を見る(代理体験)
このように、目標を達成した後のリアリティを高める方法はたくさんあります。この中でも、僕が一番お勧めする方法は、「イメージトレーニング」です。
イメージトレーニングについてはこちらの記事で詳しく書いていますので、このブログの通りイメージトレーニングをしてもらえればと思います。
イメトレはちょっとした隙間時間にもできますので、本当におすすめです。目標を達成した後の自分、理想の自分をイメージしてみましょう。
その自分が過去に経験したことがない自分だとしたら、最初の方はあまりイメージすることが出来ないかもしれません。しかし、毎日イメトレすることで、徐々に細く、具体的にイメージすることが出来るようになってきます。
イメトレのコツとしては、
①細く、具体的にイメージする
②うまくいったらどうしよう?と考える
という2つの方法があります。この2つを意識してやってみてください。
僕の一番おすすめの方法は「イメトレ」ですが、リアリティが上がるのなら方法はなんでも構いません。自分に合った方法を見つけてみてください。
リアリティはすぐに下がる
イメトレすると、目標を達成した後の自分のリアリティが上がりますが、イメトレをしないとリアリティはすぐに下がってしまいます。
ですので、イメトレは毎日行わないと、高いリアリティを保つことが出来ません。高いリアリティを保てないと、現状のリアリティが高くなるので、現状がコンフォートゾーンとなり、現状維持になってしまいます。
リアリティを上がりやすい人と上がりにくい人とは?
このように、イメトレなんかをして目標を達成した後の自分のリアリティを上げようとすると、リアリティが上がりやすい人と上がりにくい人がいます。
リアリティの上がりやすい人は、すぐに目標を達成した後のリアリティが上がるので、コンフォートゾーンが書き換わりやすいです。リアリティの上がりにくい人は、コンフォートゾーンが現状から書き換わりにくく、現状維持しやすくなってしまうのです。
両者で何が違うかというと、「根拠のない自信がある」か?「根拠のない不安がある」か?ということです。
自分に対して根拠のない自信がある人は、リアリティが上がりやすいです。自分に対して根拠のない不安がある人は、リアリティが上がりにくいのです。
これは、根拠なく自分には能力がある!と思えるかどうか?ということになります。この自分には能力がある!という意識のことを、セルフエフィカシーと言います。セルフエフィカシーの高い人はセルフイメージも高まりやすいですので、コンフォートゾーンも高くなりやすいのです。
そして、目標を達成するために行動力が生まれやすくなるのです。
根拠のない自信は、教育で生まれる
そして、この根拠のない自信、自分には能力があるといった意識というのは、小さい頃の教育である程度は決まると思っています。
ここで僕の中学校一年生の成績表を載せたいと思います。お母さんのコメントがほとんどですが、一個だけお父さんのコメントがあります。
僕の字が汚いのは気にしないでください。笑
そのコメントの内容というのが、「絶好調だ!!能力は無限」という内容です。成績が上がっているのなら、このコメントの意味はわかりますが、まさかの成績が下がっているのにこのコメントです。笑 意味がわかりませんよね?
しかし、その次のテストはまさかの過去最高の成績でした!目標を明確に決めているという点もあるのですが、このように根拠のない自信を満たせるような教育が重要だと思っています。
僕は小さい頃からこのような教育をされていたので、もともと自分に対して根拠のない自信がありました。なので高校進学時に、特待生しかとらないような高校のバスケ部に自主的に進学したいと思えたのでしょう。まぁ全然うまくいかなかったんですけどね。泣 しかし、挫折といういい経験ができました!詳しくは、こちらのプロフィールページをご覧ください。
うちのお父さんは、このようなことを知っていたらしく、あえてこのような教育をしていたそうです。ありがたいです。このような教育をされると、セルフエフィカシーが高まると考えています。
大人になってから、自信を高めるには?
子供の頃の教育である程度はセルフエフィカシーが決まるといいましたが、もちろん大人になってからでもセルフエフィカシーを高めることが出来ます。おすすめの方法は3つありますので、試してみてください。
1つ目の方法は、過去の成功体験を思い出すということです。どんな人でも、絶対に過去にうまくいった経験があると思います。
しかし、自信がない人というのは、過去にうまくいかなかった経験や失敗した経験にフォーカスしているので、過去の成功体験というのを忘れてしまっています。
その、過去の成功体験を思い出すようにしましょう!そうすると、自分に自信が持てるようになってくるはずです。
2つ目の方法は、代理体験という方法です。人が成功している姿や過程を見るということですね。ダイエットでいうと、人がダイエットをして成功している姿を見るということです。これにはポイントがあって、出来るだけ自分と境遇が同じような人の代理体験をするということです。
例えば、もともとスタイルが良くて美人な人がダイエットに成功している姿を見るよりも、もともと太っている人が、頑張ってダイエットしている姿を見た方が多くの人にとっては共感しやすいはずです。
セルフエフィカシーが高い人は前者がいいと思いますが、自分に自信が持てないセルフエフィカシーの低い人だったら後者の代理体験をする方が、自分に自信が持ちやすくなります。
3つ目の方法は、小さな達成感を積み重ねるという方法です。これは成果目標だけではなく、行動目標を決めることによって、小さな達成感が生まれやすくなります。
1つ行動することで、自分に1つ○をつけていくのです。
これは、毎日手帳をつけることをおすすめします。1日の最後に今日の行動を振り返って、良かったところと悪かったところを考えます。そうすることによって、今日の自分の良かったところを認めてあげて、悪かったところは修正するということができます。
自信をつけるだけではなく、行動を修正することもできます。
このようなことを、コツコツ続けていくことによって、大人になってからでも自分に対する自信が持てるようになります。しかしこれらの方法は、根拠を持って自分に自信を持つということになります。入口は根拠から入っていいのですが、ある程度自信が持てるようになったら、根拠がなくても自分に自信が持てるようになるといいですね!
行動目標などについては、こちらの記事で解説しています。チェックシートもありますよ。
象が鎖で繋がれている話
鎖につながれた象のハナシ、
一体何が象を捕まえているんだろう?
どうして逃げないんだろう?
五、六歳だった私は、大人は何でも知っているとまだ信じていた。だから象の謎について先生や父親、周りの大人たちに聞いてみた。象は飼い馴らされているから逃げないんだよ、と答えた人もいた。
そういうとき、私は当然次のように質問を返した。
「飼い馴らされているんだったら、どうして鎖につながれているの?」
しかし、つじつまの合う答えが返ってきた覚えはない。時とともに象と杭の謎については忘れ、同じ思い出を持った人に出会ったときに思い出すくらいだった。
数年前、たまたま、その疑問に答えられる本当に賢い人に出会った。その答えはこうだ。
「サーカスの象が逃げないのは、とっても小さいときから同じような杭につながれているからだ」
僕は目を閉じて、生まれたばかりのか弱い象が杭につながれているところを思い浮かべた。そのとき象は、押したり、引いたり、汗だくになって逃げようとしたに違いない。でも努力の甲斐なく逃げることはできなかった。小さな象にとって、杭はあまりに大きすぎたのだ。疲れきって眠ったことだろう。次の日もまた逃げようと頑張って、次の日も、そのまた次の日も……。
ついにある日、その象の一生においていちばん恐ろしいことになるその日、象は自分の無力さを認めて、運命に身を委ねたのだ。
サーカスで見る大きく力強い象は、かわいそうに“できない”と信じ込んでいるから逃げないのだ。生まれて間もないときに無力だと感じた、その記憶が頭にこびりついている。そして最悪なのは、二度とその記憶について真剣に考えなおさなかったことだ。二度と、二度と、自分の力を試そうとはしなかったのだ。
これは小さい頃の経験が大人になってからも影響を及ぼしているという寓話になります。あなたも小さな頃は力がなかったかもしれませんが、もう大人です。象並みの強い力がもうすでにあるかもしれません。あなたが繋がれている鎖の先の杭は、引っ張れば簡単に抜けてしまうかもしれませんよ!?
バカが成功しやすい理由とは?
言い方は悪いですが、バカは成功しやすいとよく言います。私もそれは合っていると思います。
なぜかというと、バカは根拠を考えないからです。笑
頭がいい人は、根拠を考えて現実的に考えてしまいやすいと思います。この考えが良い場合ももちろんありますが、セルフイメージを書き換え、目標のリアリティを上げる場合には、この考え方にはデメリットがあります。
根拠を考えたり、現実的に考えたりすると、目標を達成した後のリアリティが上がりにくくなってしまうのです。そうなると、イメトレをやったとしてもリアリティが上がりにくいのです。
しかし、バカは逆です。バカなんで、現実なんて見ません。笑 非現実的なことでも、すぐにイメージできてしまうので、目標のリアリティが上がりやすいのです。そうするとセルフイメージが書き換わり、コンフォートゾーンも書き換わるのです。
スティーブジョブスが「Stay hungry,stay foolish」と言った意味とは?
Appleの創業者、スティーブジョブスの有名なスピーチがあります。 「Stay hungry,stay foolish」という言葉で締めくくっています。foolishとは、バカや愚か者といった意味になります。
もちろんこの言葉には、僕にはわからない様々な意味が含まれていると思います。僕なりの理解ですが、スピーチの全体的な意味は、「少数派でいることを恐れるな!」ということだと思います。
常識的に考えていたり、現実的に考えていたりすると、どうしても目標を小さく設定してしまいますし、目標のリアリティが上がりにくいです。ちょっとバカになって、根拠のない自信を持ってみましょう!
あなたがネガティブなセルフイメージを持っているのは「原因」だけではない?「目的」とは?
僕は、ネガティブなセルフイメージを持っている方には、「原因」と「目的」があると思っています。
「原因」はこれまで行ってきたように、小さい頃の教育の方法だったり、自分に自信が持てなかったりすることです。
しかし、ある「目的」があって、あえてネガティブなセルフイメージを持っているという場合もあると思っています。
その目的とは、「楽をしたいから」という目的です。ネガティブなセルフイメージを持っていれば、新しい目標にチャレンジすることはないでしょう。新しい目標のチャレンジせずに、現状のままの自分でいるということは、努力をしなくていいということになります。これは楽ですよね?
しかし、目標に向かっていくということは、努力をしなければなりません。この努力には多少なりとも「痛み」を伴います。
この努力に伴う痛みが嫌だから、目標に向かいたくない、現状を維持したいと無意識に思っている場合もあります。だから現状を維持するために、自分に対してネガティブなセルフイメージを持つ。というサイクルです。
自分に自信を持たないと、現状のままでいれる。つまり「楽ができる」ということです。これは自信が持てないというよりも、自信を持たないということです。
もしあなたがネガティブなセルフイメージを持っているとしたら、このような「楽をしたい」という「目的」を持っていないか、疑ってみましょう。
No pain,no gain 痛みなくして得るものなしです。
目的論については、こちらの記事で詳しくまとめています。
人間には2つの大きな欲求がある
人間には2つの大きな欲求があります。1つ目は、痛みから逃れたいという動物的な欲求と、2つ目は人間的に成長したいという人間的な欲求の2つ欲求です。
痛みから逃れたいという欲求を満たせば、不満足感が少なくなることはわかっていますが、満足感が増すわけではないということがわかっています。
人間的に成長したいという欲求を満たせば、満足感は上がりますが、満たさなかったからといって、不満足感が増すわけではないことがわかっています。
現状を維持したからといって、満足感が上がるわけではありませんが、不満足感は上がりません。満足感を得るためには、人間的に成長しなければ満足感を得ることはできないのです。
あなたはどちらを選びますか?
6.セルフイメージが書き換わると?
このような方法で、まずは自分に自信を持って、目標のイメトレやリアリティを上がることを行いましょう。そして、その高いリアリティを保ち続けましょう。
具体的には、毎日イメトレを行うということです。そうすると、セルフイメージが現在の自分から目標を達成した後の自分に変わります。そうするとコンフォートゾーンも目標を達成した後の自分に変わりますので、今の自分のままでいることが快適ではなくなります。
なので、新しいコンフォートゾーンに入るための行動力が湧いてくるのです。ここが出来ていないと、理想のカラダになるための「運動」「栄養」「休養」の行動を続けることができません。
まずは「目標設定」が一番重要で、その後に「運動」「栄養」「休養」の3つの要素が重要になってくるのです。
そうすることで、理想のカラダに少しづつ近づいていくのです。
基本的には、今まで経験したことがない自分になることには、最初は恐怖を感じます。旅行と同じです。住み慣れた場所にいる状態から、例えばいきなり海外旅行に行ったとしたら、多少なりとも恐怖を感じますよね。
なので、例えばインドに旅行に行くとすると、インドのガイドブックを読んだり、インドに行ったことがある人の話を聞いたりしましょう。インドに行っていることを想像して、何を持っていったらいいかイメージしてみましょう。そして、インドに行って楽しんでいる自分をイメージしてみましょう。
そうすると、徐々に恐怖心が薄らいで、楽しみに変わっていくはずです。
理想のカラダ作りでも同じです。今の現状とは違う、新しい今まで経験したことがない自分になるためには、自分自身の定義を変えることが必要になります。セルフイメージを書き換えるということですね。言い方を変えると、自分らしさを変えたり、自分の基準を変えたり、自分にとっての当たり前を変えるという言い方もできます。
イメトレについては、こちらの記事を。
7.参考までに、自虐史観とセルフイメージの関係
日本は第二次世界大戦後、自虐史観に基づく教育がなされてきました。第二次世界大戦で日本は悪いことをした。他国を占領した。などの価値観です。
戦後GHQによって日本の教育は決められているので、アメリカの都合のいいように教育されているわけです。もちろん過去の行いで反省しなければならない点もあったとは思いますが、アメリカにとって都合のいい教育で、事実に基づいた教育ではないわけですね。
先ほど説明したように、セルフイメージやセルフエフィカシーというのは、教育である程度は決まってしまいますので、戦後の教育により日本人はネガティブなセルフイメージやセルフエフィカシーを植え付けられてしまったとも言えるでしょう。
アメリカは日本を弱体化させるために、精神面から戦略的にこのような教育を行っていたのでしょう。アメリカ頭いいですよね。
ラッキーなことに、僕はあまり勉強していなかったので、自虐史観を持つことはありませんでした。笑
セルフイメージやセルフエフィカシーはこのような部分にまで影響を及ぼしていると思います。ですので、正しい歴史を学ぶということは自分のセルフイメージを高めてくれますので、事実に近い歴史を学ぶこともセルフイメージやセルフエフィカシーを高める上で重要です。
8.セルフイメージを書き換えないと理想のカラダになれない理由とは?まとめ
今回のブログ、「セルフイメージを書き換えないと理想のカラダになれない理由とは?」はいかがだったでしょうか?
理想のカラダになるために重要な要素は4つあります。その中でも一番重要なものが、「目標設定」です。そして、目標設定で重要なものが「セルフイメージ」になります。
このブログでは、セルフイメージを書き換える方法や、自分に対する自信を高める方法なんかを説明していきました。
この辺りは、基本無意識で行っていることになります。無意識に行っているということは、自分では気づきにくいんですね。ですので、まずは自分の無意識に気づくことが重要です。
そして、自分に対する自信を深め、イメトレを行いセルフイメージを書き換えていきましょう!そうしないと、理想のカラダになることができないですし、維持することも難しくなります。
頑張っていきましょう!