こんにちは!パーソナルトレーナーの西田です。
今回のブログでは、「イメージトレーニングの方法や効果とは?体づくりでなぜイメージトレーニングが重要なのか?」について書いていきたいと思います。
イメージトレーニングという言葉はほとんどの方が聞いたことがあると思いますが、イメージトレーニングは、スポーツの試合などで良いパフォーマンスを発揮するためのものだというイメージが強いと思います。
しかし、ダイエットやバルクアップなどの体づくりにおいて、イメージトレーニングはとても重要な役割を担っています。
私は体づくりを4つの要素に分けて考えています。
①目標設定
②運動
③栄養
④休養
この4つの要素です。
運動・栄養・休養は、ダイエットやバルクアップなどの体づくりにおいて重要なのは当たり前なのですよね。トレーニングをしたり、食事の内容を改善したりなどです。
しかし、僕がそれよりも重要だと思っている要素が、「目標設定」です。
そして、この「目標設定」の中心になるものが、「イメージトレーニング」になります。
イメージトレーニングがしっかりと出来ていて、目標設定ができていれば、ダイエットやバルクアップなどの体づくりはとてもスムーズに進めることができます。
なぜなら、成果を出すための行動を続けやすくなるからです。
しかし、イメージトレーニングや目標設定ができていなければ、ダイエットやバルクアップがうまくいきそうになっても、不思議と上手くいかなくなったり、できない理由などが出てきます。
そして、成果を出すための行動が取れなくなります。
そして、うちのジムに来ていらっしゃるお客さんを見ても、イメージトレーニングや目標設定の重要性を理解していただいている方の方が、継続的に大きな成果を出されています!
私自身がトレーニングを始めたばかりの頃、うまくいかなかった理由も、このイメージトレーニングや目標設定のことを知らなかったり、理解していなかったり、できていなかったことが原因でした。
このブログでは、イメージトレーニングをなぜ行うのか?という理論的なところや、どのような効果があるのか?具体的にどのような方法で行えば効果的なのか?ということを書いていきます。
特にトレーニングや食事改善などが三日坊主になってしまう方にはオススメですので、ぜひ読んでみてください!
なぜ体づくりでイメージトレーニングを行わないといけないのか?

まずは、体づくりにおいて、なぜイメージトレーニングを行うことが効果的なのか?ということを書いていきたいと思います。
ダイエットやバルクアップなどの体づくりは、自分の体や見た目、体力要素などを、今よりも良い方向に「変化」させることになります。
ダイエットの時に脂肪を落とすことができれば、鏡での見た目が、今までより引き締まった体に「変化」しますし、バルクアップで筋肉量を増やすことができれば、今までの自分の体が今よりがっしりして、スタイルの良い体に「変化」します。
筋力や体力などが向上すれば、今までの生活が楽になったり、スポーツパフォーマンスが向上したりといった良い「変化」があります。
これらの「変化」は、ほとんどの方にとっては「良い変化」だと思います。しかし、人間の基本的な機能として、この「変化」に対して、恐怖心を感じるように出来ているのです。
「変化」には「無意識」に恐怖心を感じる
人間の基本的な機能として、「現状維持」という機能が備わっています。「ホメオスタシス」と言ったりもしますが、より安全に生き延びるために、現状を維持して変化を嫌うような機能が備わっています。
しかも、この働きは意識的にはわかりにくく、無意識的に行われます。
今の状況で問題なく安全に生きることができている方がほとんどだと思います。しかし、その状況から「変化」してしまうと、もしかすると今の状況よりも危険な状況になってしまうかもしれません。
このように、「変化」というのは、良い変化だけではなく悪い変化もあります。なので、人間の基本的な機能に、「現状維持」という機能が備わっているのです。
この機能が、ダイエットやバルクアップなどにおいて、非常に邪魔になります。汗
意識的には良い方向に変化しようとしているのに、無意識に「現状維持」の機能が働いて、無意識に「変わりたくない!」という力が働きます。
ダイエットやバルクアップなどを行って、体が良い方向に「変化」しようとするときにも、無意識に「現状維持」をさせようとしてしまうのです。
この「無意識に」というのも大事な点なのですが、意識的には「今よりも良い体になりたい!」と思っていたとしても、自分ではなかなか気づけない無意識で現状維持をしようとしてしまうので、すごくわかりにくいのです。
そして、ここでまた重要なことがあります。それは、人間の脳というのは現実とイメージを区別することができません。
ですので、現実を維持しようとするのではなく、脳が現実だと思っているところを維持しようとするのです。
脳は現実とイメージを区別できない
例えば、梅干しを食べると、唾液がたくさん分泌されます。しかし、梅干しを食べなくても、梅干しを食べているところを鮮明にイメージしてみてください。梅干しを食べた時と同じように唾液がたくさん分泌されます。
イメージするだけで、脳や体は反応するんですね。
脳は現実とイメージを区別することができないのです!
大事な点なのですが、現実を維持させようというよりは、脳が現実だと思っていることを維持させようとするのです。
そして、この脳が現実だと思っていることが、体づくりにおいては「セルフイメージ」と呼ばれるものになります。
ですので、人間や脳というのは、細かく言えば現状を維持させようとするのではなく、「セルフイメージ」を維持させようとするのです!
そして、セルフイメージのところを維持させようとする機能のことを、「快適ゾーン」と言います。
セルフイメージと快適ゾーンは?

セルフイメージと快適ゾーンとは、一体なんなんでしょうか?
セルフイメージとは、自分が自分に対してどのようなイメージを持っているのか?ということや、自分自身に対する思い込みというものになります。
そして快適ゾーンとは、セルフイメージの部分を維持させようとする機能のことを言います。
例えば、「私は太っている」というセルフイメージを持っていれば、脳や体は太っている状態を現実だと思うので、太っている状態を維持させようとします。
「私は痩せている」というセルフイメージを持っていれば、痩せている状態を維持させようとするのです。
そして、なぜ「セルフイメージ」を維持させようとするのか?というのは、セルフイメージの部分を脳が現実だと思うからです。
そして、セルフイメージの部分が「快適ゾーン」になり、セルフイメージの部分を維持しようとするのです。
「快適ゾーン」というのは、先程言ったように、現状を維持させようとする人間にもともと備わっている機能のことです。
そして脳は現実と想像を区別することができませんので、「セルフイメージ」の部分が「快適ゾーン」になり、セルフイメージの自分を維持させようとしてしまうのです!
ここがかなり重要なポイントです!
ということは、先程言ったように、「私は太っている」というセルフイメージを持っていれば、太っている状態が快適ゾーンとなり、ダイエットして痩せようとしても、太っている状態を無意識に維持しようとします。
「私は痩せている」というセルフイメージがあれば、バルクアップしてごつくなろうとしても、痩せている状態を無意識に維持しようとしてしまうのです。
そしてこれらの働きは、基本的に「無意識」に行われます。
「無意識」にこのような機能が備わっているので、「意識」では、「今よりも良い体になりたい!」と思っていたとしても、「無意識」では、セルフイメージの自分を維持させようとしてしまうのです!
ですので、体づくりで自分の体を今よりも良い状態に変化させたければ、この「セルフイメージ」と「快適ゾーン」を変えなければなりません。
このことを私は「目標設定」と呼んでいます。そして、「目標設定」で重要なことが、「イメージトレーニング」になるのです!
どうやったらセルフイメージと快適ゾーンが変わるのか?
ここまでで、人間に予め備わっている現状維持という働きや、セルフイメージ、快適ゾーンの話をしていきました。
人はセルフイメージの部分が快適ゾーンになり、セルフイメージの自分を維持しようとするのです。
セルフイメージが快適ゾーンになりますので、ダイエットやバルクアップなどの体づくりにおいて、体を「変化」させるためには、セルフイメージと快適ゾーンを変えなければなりません。
では、どうやったらセルフイメージと快適ゾーンを変えることができるのでしょうか?
これには1つ法則があります。それは、
「リアリティ」が一番高い部分が快適ゾーンになる
と言う法則です。この法則はめちゃくちゃ重要です!!
「リアリティ」というと少しわかりにくいですが、現実味というような意味合いです。脳は現実とイメージを区別することができないので、リアリティが一番高い部分を維持しようとするのです。
脳にとって、「リアリティ」が一番高い部分が、「セルフイメージ」になり「快適ゾーン」になります。
ですので、ダイエットやバルクアップなどの体づくりで、体を良い方向に「変化」させるためには、今の自分の体の「リアリティ」よりも、なりたい理想の目標の体の「リアリティ」を高くしなければいけないのです!
これはどういうことかというと、今の自分の体というのは、現実ですので「リアリティ」が高くて当たり前です。そしてなりたい理想の目標の体というのは、今はその状態ではないので、基本的には「リアリティ」が低くてあたりまえです。
この状態だと、セルフイメージは今の自分になりますので、今の自分が快適ゾーンになります。ということは、「現状維持」ということになります。
ではどうすれば、なりたい理想の目標の体の「リアリティ」を上げることができるのでしょうか?
ここでようやく、今回のブログにテーマである、「イメージトレーニング」と結びつきます!
今の自分の体よりも、なりたい理想の目標の体の「リアリティ」を高くするために、「イメージトレーニング」を行うのです。
イメージトレーニングの効果とは?

イメージトレーニングなどを行うことによって、今の自分の体よりも、なりたい理想の目標の体の方の「リアリティ」を高めることができます。
そうなると「リアリティ」が一番高いところがセルフイメージとなり快適ゾーンとなるので、目標の体の部分が「セルフイメージ」となり「快適ゾーン」となります。
そうなると、なりたい理想の目標の体を維持したい!という力が強く働きます。
この状態になれば、今の自分から「変化」することに対して、恐怖心が無くなりますし、「早く目標を達成したい!」というモチベーションが湧いてきます。
なので結果として、ダイエットやバルクアップなどで体が良い方向に「変化」することがスムーズになるのです。成果を出すための行動も継続しやすくなります!
イメージトレーニングを行うことによって、なりたい理想の目標の体の「リアリティ」を高めることができます。
理想の体のリアリティが、現状のリアリティよりも高い状態にし、そして維持し続けるために、イメージトレーニングを行うのです。
ちなみに、なりたい理想の目標の体のリアリティが高まれば、方法はなんでもいいです。
でも、僕がリアリティを高めるために一番効果的だと思っているのがイメージトレーニングです。
イメージトレーニングは、目標設定においてかなり効果的な方法です。ですので今回のブログでは、イメージトレーニングの方法も詳しく説明していきたいと思います!
ここまでが、目標設定の仕組みや、なぜイメージトレーニングが重要なのか?という話になります。
これらの仕組みを知っておかないと、無意識に現状を維持しようとしてしまいます。変わりたくない!という状態ですね。このような状態を脱するために、イメージトレーニングを行って、目標の体の「リアリティ」を高め続けないといけないのです!
よりイメージトレーニングを入念に行わないといけないタイプ方とは?

ここでは、イメージトレーニングをより入念に行わないと、セルフイメージや快適ゾーンが変わりにくい方のパターンを2つ紹介していきます。
この2つのパターンに当てはまる方は、イメージトレーニングや目標設定を入念に行わないと、セルフイメージが変わりにくいです。最初に知っておけばある程度対処することができますので、自分がこのパターンに当てはまっていないかチェックしてみてください!
①今までに経験したことがない自分を目標にするパターン
ダイエットなどで一番多い方は、若い時は痩せていたけど、年齢とともに太ってしまったので、若い時の体型に戻すためにダイエットをするというパターンです。
このようなパターンの場合、以前は痩せていたわけですので、その時の自分を思い出してイメージトレーニングをすることはそんなに難しくありません。若い時の体を思い出せば、イメージしやすいからです。
しかし、小さい頃からずっと太っていて、一念発起して今までよりも良い体になりたい!というパターンの場合、目標の痩せていた体になったことがないので、イメージトレーニングをしてもリアリティが上がりにくいです。
目標の体を今までに一度も経験していないので、頭の中でイメージしようとしてもうまくイメージできないんです。
自分ではイメージトレーニングをしっかりやっていると思っていても、今までの自分の体のリアリティよりも、経験したことがない目標の体のリアリティが高くなっていない場合が多いです。
なので、このようなパターンの場合、より入念にイメージトレーニングをしないと、今までの自分の体のリアリティよりも、目標の体のリアリティが高くなりにくいです。
過去の自分に戻るという場合ではなくて、過去最高の体になる!という場合は、リアリティが高くなりにくいということを知っておいて、より入念にイメージトレーニングなどに取り組むようにしましょう!
②今の自分の体型に対して強いコンプレックスを持っているパターン
コンプレックスが強いということは、自分の体に対する悪いセルフイメージが強いということになります。
体型に対するコンプレックスは幾つかあると思いますが、例えば、
・太っている自分が嫌いだ、、、
・男なのにガリガリなのが嫌だ、、、
・足が太いのが嫌だ、、、
なんかがあると思います。
身長や顔などのコンプレックスは、遺伝である程度決まっていますので変えることはできません。しかし、筋肉量や脂肪量に関するコンプレックスであれば、ダイエットやバルクアップなどを行うことによってある程度までは変えることができます。
しかし、自分の体型に関して強いコンプレックスを持っていると、先程言ったように悪いセルフイメージが強いということになります。
セルフイメージが快適ゾーンになりますので、悪いセルフイメージを強く持っていると、コンプレックスがある自分の体型を強く維持してしまうということになってしまいます。
これはなかなか最悪ですね!
なので、自分の体型に関してコンプレックスが強い場合は、イメージトレーニングに取り組んでも、なりたい理想の体のリアリティが上がりにくくなります。
しかも、今の自分の体型のリアリティも高いので、セルフイメージが変わりにくい場合があります。
そんな場合は2つの方法があります。
①コンプレックスを軽くする
②イメージトレーニングを入念に行う
この2つです。
コンプレックスが強い方というのは、「自分の体型を変えることができない」というマインドセットを持っている場合があります。このマインドセットを、「努力すれば体型を変えることができる」というマインドセットに変えていきましょう!
「自分の体型を変えることができない」というようなマインドセットのことを、「カチコチマインドセット」と言います。
「努力すれば体型を変えることができる」というマインドセットのことを、「しなやかマインドセット」言います。
このマインドセットが変われば、ダイエットやバルクアップなどの体づくりだけではなく、人生の様々な場面で良い影響があります!
自分は変わらない、、、成長できない、、、というようなマインドセットではなく、努力すれば自分は変わることができる!成長することができる!といったマインドセットに変えていきましょう!
あとは、これから説明する、イメージトレーニングの方法を入念に継続して行っていきましょう!そうすればセルフイメージが変わり、成果を出すための行動が継続しやすくなりますよ。
興味深いイメージトレーニングの実験結果
ここでは、イメージトレーニングについての実験結果をご紹介したいと思います。
僕がこのブログで紹介しているイメージトレーニングは、目標を達成した自分のリアリティを高めるために行うのが目的です。
今から紹介するイメージトレーニングの実験結果は、バスケットボールでのフリースローにおいての実験結果ですので、少し違いがありますが、イメージトレーニングの効果を知ってもらうためにご紹介したいと思います。
この実験は、イメージトレーニングとバスケットのフリースローのスコアとの関係性を調べたものです。
まずは、学生を3つのグループに分けました。そしてこのようなことを行いました。
Aグループ・・・20日間毎日フリースローの練習を行う
Bグループ・・・全く練習をしない
Cグループ・・・20日間フリースローのイメージトレーニングだけを行う
そして結果としては、
Aグループ・・・24%スコアが伸びた
Bグループ・・・スコアはほとんど変わらない
Cグループ・・・23%スコアが伸びた
というような結果になりました。
結構ビックリな結果だと思います。
Bグループのスコアが変わらないのは、練習していないので当たり前ですが、実際にフリースローの練習をしたAグループと、実際には練習をせずにイメージトレーニングだけを行ったBグループとでは、スコアの伸び率がほとんど同じでした!
あくまで一例ですが、イメージトレーニングに効果があることがわかりやすい一例ではないでしょうか?
イメージトレーニングの具体的な方法

それでは、ダイエットやバルクアップなどの体づくりでの、イメージトレーニングの具体的な方法を説明していきます。
これから説明する順番で、ステップバイステップで進んでいってください。ただ漠然とイメージトレーニングを行うよりも、より理想の体のリアリティをあげることができます。
それでは解説していきます。
イメージトレーニングの具体的な方法
①イメージトレーニングを行う準備をする
まずは静かでリラックスできる環境を整えましょう。椅子やソファ、ベッドなどどこでも構いませんので、自分がリラックスできる環境を整えます。
BGMが流れていても構いませんが、イメージトレーニングの邪魔にならない程度の音量にしましょう。気温も、暑すぎず寒すぎず、快適な気温にしておきましょう。
ちなみに僕の場合は、ソファに横になって行うことが多いです。
リラックスしたら、目をつむり、ゆっくりと深呼吸を繰り返していきます。5〜10回ほど深呼吸を繰り返して、リラックスを深めていきます。
イメージトレーニングの具体的な方法
②イメージトレーニングを始める
1、主観的な見た目のイメージ
お腹、足、肩・腕、背中
イメージトレーニングを行う環境を整えて、目をつむって深呼吸をし、リラックスしたらさっそくイメージトレーニングを始めていきます。
ダイエットやバルクアップなどを行って、自分の理想の体になったらどのような体になるか?というのをイメージトレーニングしていきます。
まずは主観的に、自分の目線でイメージをしていきます。まずはお腹周りです。理想の体になったら、ウエスト周りはどのようになっていますか?筋肉のつき具合や脂肪はどのような感じですか?なるべく細かくイメージトレーニングしていきましょう。
次は足です。理想の体になったら、太ももからふくらはぎはどのように変化しているでしょうか?お尻はどうなっていますか?
次は、肩や腕です。理想の体になったら、肩や腕の筋肉や脂肪、見た目はどのようになっているでしょうか?
最後は背中です。理想の体になったら、背中の筋肉や脂肪、見た目はどのようになっているでしょうか?
このように、まずは主観的に理想の体の見た目のイメージをしていきましょう。
2、客観的な見た目のイメージ
全体的、部分的、後ろから見た自分
次は、客観的に見た理想の体の自分をイメージトレーニングしていきます。理想の体になった自分を、客観的に外から見ているイメージをしていきましょう。
まずは、理想の体になった自分の全体像を、客観的にイメージしていきます。全体的にイメージできるようになってきたら、全体から自分の体の一部分にズームしていきます。
理想の体になった自分のウエスト周りは、客観的にどのようになっていますか?
続いて、お尻や太もも→肩や腕→顔つき→後ろから見た自分、という順番でイメージしていきます。
最初はあやふやで構いませんが、徐々に細かいところまでイメージしていきましょう。ゆっくりで構いませんので、細かくイメージトレーニングすることが大事です。
3、イメージの中で体を触ってみる
体の手触り、筋肉のライン、脂肪の厚さ
理想の体になった自分を主観的と客観的にイメージすることができたら、次はイメージの中で理想の体になった自分を触ったイメージをしていきましょう。
触った時に、どのような手触りがするか?というところまでイメージしていきます。
理想の体になった自分の体をイメージの中で触ってみると、どのような手触りがしますか?筋肉のラインに沿って触ってみましょう。そして、脂肪をつまんでみましょう。脂肪をつまんだら、どのくらいの厚さですか?
触った感覚も、細かくイメージトレーニングしていきます。
4、服を着たイメージ
下着姿、カジュアルな服装、フォーマルな服装
次は、服を着たイメージをしていきます。理想の体になった自分の、下着姿をイメージしてみましょう。下着のサイズは今と一緒ですか?それとも変わっていますか?
主観的にも客観的にも、下着姿はどのようになっているでしょうか?細かくイメージトレーニングしていきましょう。
下着姿をイメージしたら、次はカジュアルな服装をした自分をイメージしてみましょう。理想の体になったら、カジュアルな服装がどのように似合うようになっているでしょうか?
次は、フォーマルな服装をした自分をイメージしていきます。理想の体になったら、フォーマルな服装がどのように似合うようになっているでしょうか?
自分が着たい服や今まで着れなかった服を着たらどうなっているでしょうか?細かくイメージとレーニングしてみましょう。
5、体の感覚
体の軽さなど、動いてみた感覚
次は体の感覚です。理想の体になったら、体の軽さはどうなっていますか?今よりも体が軽くなっているでしょうか?
動いてみた感じはどうでしょうか?動かしやすいですか?少し小走りしてみましょう。今の体よりも動きやすくなっているでしょうか?
理想の体になって動いた感覚をイメージトレーニングしていきましょう。
6、その体になるためにどのような食事をしているか?
日常生活をイメージする
ではここからは、理想の体になった自分をイメージするというよりは、今の体から理想の体になるためにはどのような食事や日常生活をしているか?というのをイメージトレーニングしていきましょう。
今の自分の体から理想の体になるためには、朝食は何を食べていますか?お昼ご飯はどんなものを食べていますか?夜ご飯は何を食べていますか?飲み物は何を飲んでいますか?
理想の体になるためには、どのような日常生活を送っているでしょうか?
理想の体になるための生活をイメージトレーニングしていきましょう。
7、その体になるためにどのような筋トレ(運動)をしているか?
筋トレをしている自分をイメージする
先ほどは食事のイメージトレーニングをしていきましたので、次は筋トレをしている自分をイメージトレーニングしましょう。
今の自分の体から理想の体になるためには、どのような筋トレをしているでしょうか?どのような気持ちで筋トレに取り組んでいますか?どのようなフォームで筋トレをしていますか?
細かくイメージトレーニングしていきましょう。
8、理想の体になったらどのようなメリットがあるか?どのような感情になっているか?
最後に、理想の体になったらどのようなメリットがあるか?どのような感情になっているか?というところまでイメージトレーニングしていきます。
例えば、理想の体になったら、今よりもファッションが楽しめるようになっている!周りからの評価が上がっている!今よりも自分に自信が持てるようになっている!モテるようになっている!
今よりも健康的になっている!目標が達成できる自分になっている!メンタルが強くなっている!自制心が強くなっている!人生が楽しくなっている!
などなど、理想の体になることで様々なメリットがあると思います。理想の体になったらどのようなメリットがあるか?というのをイメージトレーニングしていきましょう。
そして、どのような感情になっているか?というのもイメージしていきましょう。理想の体になっていて、嬉しい!満足している!など、ポジティブな感情を感じてみましょう。
ここまででイメージトレーニングは終了になります。この流れに沿って、ぜひイメージトレーニングを行ってみてください。
一番最初にイメージトレーニングを行うときが、一番時間がかかると思いますが、イメージすることに慣れてくれば、イメージトレーニングの時間も短く済むようになります。
このようにイメージトレーニングを繰り返していくと、理想の体になった自分の「リアリティ」が高まっていきます。その「リアリティ」が、現在の自分の体のリアリティよりも高くなったら、理想の体の自分が「快適ゾーン」になります。
そうなると、理想の体に「変化」することに対しての恐怖心が無くなります。そうすることで、よりスムーズにダイエットやバルクアップなどの体づくりをスムーズに行うことができるようになります!
そして、リアリティは一度高めるだけではダメです。自分の体のリアリティよりも、理想の体のリアリティを高くし続けなければいけません。
そのために、イメージトレーニングは継続して行っていきましょう!
イメージトレーニングの7つのコツ

続いては、イメージトレーニングの7つのコツについて書いていきたいと思います。先ほどのイメージトレーニングの具体的な方法のところで書いているものもありますが、ここでまとめて紹介していきます。
特にイメージトレーニングを始めたばかりの頃は、理想の体になった自分のイメージがうまくできない方が多いです。
先ほど挙げたように、①今までに経験したことがない自分を目標にするパターン②今の自分の体型に対して強いコンプレックスを持っているパターンの方は、特にイメージしにくいと思います。
イメージトレーニングには、幾つかコツがあります。これらのコツを意識してイメージトレーニングを行っていくと、うまくいきやすいです。
ぜひこれらのコツを意識して、イメージトレーニングを行ってみてください。リアリティが上がりやすくなりますよ。
①うまくいったらどうしよう?と考える
心配性の方などは、理想の体をイメージしようとしても、「うまくいかないんじゃないか?」「うまくいかなかったらどうしよう?」と考えてしまいます。
そんな時は逆に、「うまくいったらどうしよう?ワクワク!」という感じでイメージしてみてください。けっこうすぐイメージがしやすくなります。
旅行に行く時と同じように考えてみて欲しいのですが、例えば「沖縄に行きたいな〜」と思ったとします。その時に、「沖縄に行けなかったらどうしよう」とはあまり考えないと思います。
「沖縄に行ったら、何をして遊ぼうかな〜」とか、「沖縄に行ったら何を食べようかな〜」などと、ワクワクして考えると思います。
理想の体になるときも同じで、「理想の体になれなかったらどうしよう?」ではなく、「理想の体になったらどんないいことがあるかな〜」というようかな感じでイメージトレーニングをするようにしましょう。
②もっと細かく、もっと具体的にイメージする
イメージは、出来るだけ細かく、具体的にイメージできるようにしましょう。細かくイメージできるということは、それだけリアリティが高いということになります。
あやふやにイメージしてもあまり意味がありません。人から、「理想の体にイメージはできますか?」と聞かれた時に、「はい!ありありとイメージできます!」と即答できるくらいにイメージできる必要があります。
イメトレは細かく、具体的に行っていきましょう。
③なるべく五感を使ってイメージトレーニングする
イメージトレーニングを行うときは、五感を使ってイメージトレーニングを行うようにしましょう。
先ほどのイメージトレーニングの具体的な方法に沿ってイメージトレーニングを行うと、「視覚」と「触覚」を使ってイメージトレーニングができるようになります。
五感には他にも、「味覚」「嗅覚」「聴覚」があります。
基本的には、「視覚」と「触覚」で十分ですが、他の感覚も使った方がリアリティが上がるのであれば是非使ってみてください。
④主観的なイメージと客観的なイメージの両方を行う
イメージトレーニングは、主観的なイメージと客観的なイメージの両方で行うようにしましょう。どちらのイメージもできるようになると、リアリティが高まりやすくなります。
⑤目標の数値を明確にする
なるべく目標の数値を明確にしておきましょう。ダイエットの目標設定の方法は、こちらの記事で紹介していますので参考にされてください。
目標の数値を明確にしておいた方が、イメージトレーニングもしやすくなり、リアリティも高まりやすくなります。
⑥近くから見たイメージや、遠くから見たイメージの両方を行う
イメージをズームしてみたり、遠くから見たイメージをしたりしてみましょう。
これによってリアリティが上がりやすくなります。
⑦イメージトレーニングの補助として、画像や動画などを見る
最後に、イメージトレーニングの補助として、画像や動画などを活用しましょう。
インターネットで検索すると、ダイエットやバルクアップなどの画像や動画がたくさん出てきます。
SNSでも、インスタグラムやユーチューブなどには、いろいろな体づくりに取り組んでいる方の画像や動画がありますので、見てみるとよりイメージトレーニングしやすくなります。
特にインスタグラムは使えますので、オススメですよ。
イメージトレーニングの方法や効果とは?体づくりでなぜイメージトレーニングが重要なのか?のまとめ
今回のブログ、「イメージトレーニングの方法や効果とは?体づくりでなぜイメージトレーニングが重要なのか?」はいかがだったでしょうか?
なぜダイエットやバルクアップなどの体づくりでイメージトレーニングが重要なのか?ということや、イメージトレーニングのコツ、イメージトレーニングの具体的な方法などを紹介していきました。
ダイエットやバルクアップなどで成果を出すためには、「行動を継続する」ということが欠かせません。どんなに頑張ったとしても、短期間では成果が出ません。
僕は、「行動を継続する」ためには「目標設定」が重要だと思っています。そして、目標設定の中心となるものが「イメージトレーニング」です。
今回のブログは、体づくりに絞って書きましたが、イメージトレーニングは、仕事やプライベートにも応用することができます。
例えば、僕がこのブログを書いているのも、得たい成果があるからです。そのためには、ブログを書き続けなければいけません。
今後も僕がこのブログを継続して書いていっているか?という点も見てもらえれば、イメージトレーニングの重要さがわかると思います。
このブログで紹介しているようながっつりしたイメージトレーニングは、週2回ほどでも十分効果があります。是非時間をとってやってみてください!